闇金債務者の末路と借りて被害にあったときの解決法

闇金からお金を借りると、数万円の借入れが数百万円に膨れ上がることもあり、家庭や仕事を失うこともあるという悲しい末路が待っています。

闇金から借りたお金は返さなくても良いとされていますが、1人で戦っても勝ち目はなく、バックレることもできません。それぞころか、家族や周囲の人も巻き込んで迷惑をかけることになります。

ただし、すでに払ってしまったお金も取り戻し、今度の支払いをしなくてもよくなる方法があるので、すでに闇金からお金を借りてしまった人は解決法を知っておくべきです。

また、まだ闇金から借金はしていない人で、借金の返済が苦しくなっている人は、闇金しか選択肢がなくなるほど苦しくなる前に借金問題を解決すべきです。

闇金から借金する前に知っておくべきこと

闇金の借金の金利や返済条件

闇金からの借金は、違法な高金利が最大の問題です。

一般的な金融機関からお金を借りられない人が、闇金から借り入れをすることがありますが、10日単位で利率を設定しており、年利換算すると異常に高い金利がかかります。

例えば、「トイチ」は10日で1割の利息が付き、年利換算すると365%にもなります。「トサン」は10日で3割、「トゴ」は10日で5割の利息が付き、年利換算するとそれぞれ1.095%、1.825%になります。

10日の利息の種類	利率	年利換算
トイチ	1割	365%
トサン	3割	1,095%
トゴ	5割	1,825%

また、返済が滞ると、利息に対しても利子が付く複利計算になり、返済額に大きな違いが生じることがあります。さらに、借金返済のためにさらに借金を重ねることが多く、借金がどんどん膨らんでいきます。

複利計算と単利計算のちがい

複利計算と単利計算のちがいも知っておくべきです。

複利計算では元金と利息が一定期間ごとに加わえられ、次の利息計算の元金となります。単利計算では元金に対して一定の利率が加えられ、一定期間後に返済するとき元金に加算された利息をあわせた金額を返済する計算方法です。

複利計算では借金が雪だるま式に膨らんでいくので、一般的な金融機関での借り入れをするか、それができない状況であれば弁護士・司法書士に相談して、闇金からの借金に手を出さないよう、1日でも早く借金問題を解決すべきです。

やばすぎる闇金債務者の末路

異常なまでの嫌がらせにあう

闇金から借金をすると、とんでもない嫌がらせを受けることになります。

例えば、深夜や早朝に家に押しかけられたり、職場や親族にまで迷惑をかけることがあります。そのほかにも、高圧的な電話や手紙を送ってくることもあります。

ただし、それだけでは済まされず、自分や家族の安全がおびやかされることもあります。たとえば、小さい子どもがいれば子どもがこわがったり、不安を感じることになり、トラウマとなってしまう可能性もあります。

このような嫌がらせは法律で禁止されていますが、闇金が法律を守ることはないので違法な取立てをおこなってきます。闇金から借金をすることは、自分だけでなく周囲の人にも影響を与える可能性があるので、絶対に避けるべきです。

家族や周囲の人に迷惑がかかる

闇金からの借金が返済できずに滞納すると、異常な取立てが始まります。取立てが家族にまでおよぶことがあり、家族も精神的なストレスを受けることになります。

たとえば、家族や周囲の人が取立てに巻き込まれることがあります。自分で借金を返済できないプレッシャーにくわえ、取立て自体がおそろしいものであるので、家族が不安や恐怖を感じることになります。また、闇金が家族や周りの人々の場所や勤務先にまで取立てに訪れることがあるので、周囲の人に迷惑がかかります。

闇金から借金をしてしまったときは、借金問題を早く解決するために、自分だけでなく家族や専門家に相談をすべきです。

実際に闇金で借金した人の体験談

想像以上に高い利息と嫌がらせに悩む

知らないうちに別の闇金にまで借金が…

Cさん：被害に遭っても弁護士に相談する勇気が出ない

闇金で借りて被害にあったときの解決法

闇金の借金は返済しない

闇金からお金を借りたとしても、法律と裁判例によって利息だけでなく元本も返済しなくていいことになっています。

ただし、闇金業者は違法な取り立てをおこなうことが普通であり、借金の回収が不可能になっても異常なまでの嫌がらせをおこなうことがあります。そのため、1人で戦うのはむずかしく、バックレもできません。

闇金から借金をしてしまったときには、専門家に相談することがおすすめです。弁護士・司法書士は法律の専門家として借金問題に向き合ってくれ、すでに闇金に支払ったお金を取り戻すこともできます。

警察に相談する

闇金から暴行など直接的な被害にあったら、最寄りの警察署に通報するようにしましょう。

ただし、警察は「証拠がない」といってすぐに動いてくれないこともあるので、借用書や闇金業者の具体的な特徴を控えておくことが大切です。

警察に動いてもらうためには、例えば、闇金業者の電話番号や口座番号、車のナンバーなどを控えておくと、警察が証拠を集めやすくなります。ただし、警察によっては被害が少額であったり、証拠が不十分であったりする場合は動いてくれないこともあるので、1人で解決しようとするのは危険です。

弁護士・司法書士といった専門家に相談することも、警察が動いてくれるようにする方法の1つです。専門家は、闇金からの借金に対して証拠を集めて書類を作成することができます。ただし、弁護士に相談する場合でも、証拠を控えておくことが大切です。

専門家に相談をする

弁護士・司法書士といった専門家に依頼することで、借金問題の解決に向き合ってくれます。

弁護士や司法書士は、法的手続きの知識や経験が豊富であり、闇金からの法的手続きや強引な取り立てに対応することができます。

すでに闇金に支払ってしまったお金を取り戻すためにも、弁護士・司法書士に依頼することができます。具体的には、闇金業者の取り立てが法的に認められない場合、弁護士・司法書士は口座の凍結や財産の差し押さえなどをおこない、お金を取り戻すことができます。

専門家は被害者の立場に立って、証拠を集めたり裁判をおこなったりすることでお金を取り戻すことができるので、闇金から借りてしまったらすぐに相談すべきです。

闇金で借りるほどお金で困っているなら債務整理

闇金で借りるほどお金で困っているなら、借金の救済制度である「債務整理」すべきです。

債務整理には、利息をカットして借金を減らす任意整理、借金を最大90%カットする個人再生、借金をゼロにする自己破産があります。

ただし、どの方法を選ぶかは借金の総額や現在の収入、生活状況によってもちがいます。自分で判断すると失敗するので、1日でも早く借金問題を解決するためにも弁護士・司法書士に依頼をすべきです。

借金問題に強い事務所

闇金債務者の末路についてよくある質問

闇金債務者はどのような末路を迎えるのか？

債務が膨らんで返済不能におちいって高利息や違法な取り立てに苦しみ、家族や友人からの信頼を失い、社会的な立場が傷つくことがあります。

くわしくは「やばすぎる闇金債務者の末路」をご確認ください。

闇金被害に遭ったときにはどのような解決法があるか？

闇金被害に遭ったときには、まず警察に相談することが大切です。また、弁護士・司法書士に相談して法的な手続きをおこなうことも必要です。闇金業者との交渉は危険なので、自分でおこなわず、専門家に任せるべきです。

くわしくは「闇金で借りるほどお金で困っているなら債務整理」をご確認ください。